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函館水産試験場

海域別栽培漁業推進費(放流基礎調査費:マツカワ)

マツカワは成長が早く、雄は全長50cm、雌は80cmに達する冷水性の大型カレイ類です。しかし、天然魚は極めて少ないため「希少種」となっています。

そこで、マツカワの資源回復を図るため、1987年に初めて人工種苗が厚岸湾に放流され、えりも以西太平洋(えりも町から函館市古部町(旧南茅部町))では、2005年までは年間最大12万尾、2006年以降は(社)北海道栽培漁業振興公社で生産した全長8cm種苗が毎年100万尾放流されています。 

放流した種苗の初期生残を高める技術を開発

当水産試験場では、栽培水産試験場と協力しながら、放流した種苗の初期生残を高める技術を開発するとともに、放流効果の把握を行っています。
  • 地方名:タカノハガレイ、タンタカなど
  • ブランド名:王鰈(おうちょう)
  • 学名:verasper moseri
  • 英名:barfin flounder 
    • マツカワ
えりも以西太平洋では、海区漁業調整委員会指示により、全長35cm未満のマツカワを採捕した時には、漁業者も遊漁者もリリースしなければならないことになっています。ご理解とご協力をお願いします。 
    • マツカワの放流計画(えりも以西太平洋)
    • マツカワの標識放流
    • マツカワ放流種苗数の推移(全道)
    • マツカワ漁獲量の推移(えりも以西太平洋)

お問い合わせ先

調査研究部 管理増殖グループ

  • 住所:〒040-0051 北海道函館市弁天町20番5号 函館市国際水産・海洋総合研究センター内
  • 電話番号: 0138-83-2893