計量魚群探知機
超音波で海中の魚を調べる
計量魚群探知機(quantitative echo sounder)とは、通常の魚群探知機に、魚探反応を定量化された数値に変換して出力する機能を付加したものです。
試験調査船北洋丸には、ノルウェー・シムラッド社製のEK60(38キロヘルツ、120キロヘルツ)が搭載されています。
計量魚群探知機のしくみ
試験調査船 北洋丸にはノルウェーのシムラッド社製計量魚群探知機「EK60」が装備されています。
計量魚群探知機とは海中に超音波を発射し、魚などに当たって帰ってくる音波の強さにより、魚の大きさや数を調べる装置です。
EK60では水深600~700メートルに分布する魚なども調べることが出来ます。
この計量魚群探知機の特徴は受波器(音を受けるところ)を4分割してそれぞれが独立して、反射してきた超音波を受けることができることです。 超音波が4つの受波器へ到着するときに生じる非常に小さな時間差により 、目標物(魚)の位置を知ることが来ます。
計量魚群探知機とは海中に超音波を発射し、魚などに当たって帰ってくる音波の強さにより、魚の大きさや数を調べる装置です。
EK60では水深600~700メートルに分布する魚なども調べることが出来ます。
この計量魚群探知機の特徴は受波器(音を受けるところ)を4分割してそれぞれが独立して、反射してきた超音波を受けることができることです。 超音波が4つの受波器へ到着するときに生じる非常に小さな時間差により 、目標物(魚)の位置を知ることが来ます。
EK60
試験調査船「北洋丸」に搭載されている計量魚群探知機 EK60 の表示・操作装置(写真上)です。
EK60 は2つの周波数(38kHz,120kHz)の送受波機を装備し,それぞれの反射の特性を利用して,スケトウダラ魚群とプランクトン群を分離します。
この魚探で得られた音響データを「北洋丸」船内の研究室にあるBI 500 でハードディスクに記録し、即座に解析することが可能です。 より詳細な解析は本庁舎の資源解析室で行います。
EK60 は2つの周波数(38kHz,120kHz)の送受波機を装備し,それぞれの反射の特性を利用して,スケトウダラ魚群とプランクトン群を分離します。
この魚探で得られた音響データを「北洋丸」船内の研究室にあるBI 500 でハードディスクに記録し、即座に解析することが可能です。 より詳細な解析は本庁舎の資源解析室で行います。
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EK60 の表示・操作装置
船底に装備された送受波機 (左:38kHz,右:120kHz)
BI500
BI 500はUNIXワークステーション上で動作するアプリケーションソフトです。
試験調査船「北洋丸」の計量魚群探知機EK 500で集めた音響データをより詳細に解析し、スケトウダラなどの資源量を高い精度で推定します。
GIS(地理情報システム)機能を有し、解析結果から資源量マップなどを作成できます。
BI 500システムは「北洋丸」の研究室と稚内水産試験場の資源解析室の2ヶ所に設置されており、迅速で詳細なデータ解析が可能になっています。
下段の写真はBI 500の解析画面です。反射音の強さを数値化しデータベースに登録することにより、即座に地図上に解析結果を表示させることが出来ます。
1996年から北海道大学水産学部と共同で日本海のスケトウダラ資源の調査を行ない、結果を速報として公表しています。
BI 500システムは「北洋丸」の研究室と稚内水産試験場の資源解析室の2ヶ所に設置されており、迅速で詳細なデータ解析が可能になっています。
下段の写真はBI 500の解析画面です。反射音の強さを数値化しデータベースに登録することにより、即座に地図上に解析結果を表示させることが出来ます。
1996年から北海道大学水産学部と共同で日本海のスケトウダラ資源の調査を行ない、結果を速報として公表しています。
計量魚探機による調査 北洋丸
スケトウダラ
- 仔稚魚分布調査 4月
- 未成魚分布調査 8月
- 産卵親魚量調査 10月
- 漁場調査 3月
- 仙法志堆 来遊調査 5月
- 漁期中調査 6月(試験中)
調査結果
お問い合わせ先
調査研究部 管理増殖グループ
- 住所:〒097-0001 稚内市末広4丁目5番15号
- 電話番号:調査研究部(直通):0162-32-7166
- ファックス番号:0162-32-7171