森に生きる動物の死がいや落ち葉などは、しだいに分解(ぶんかい)されて、土にふくまれるえいよう分となります。
このえいよう分は、土の中の水にとけ出し、川へと流れ出て、海にまでとどきます。
森からのえいよう分は、川や海のプランクトンをふやします。
そして、プランクトンがふえると、魚や貝、海そうなどもよく育つようになります。
このように,森からのえいよう分には,川や海の生き物を育てる役わりがあります。
北海道では漁業(ぎょぎょう)がさかんです。
漁師(りょうし)さんは、森が魚や貝、海そうなどをふやすことを知っています。
森を大切にするだけでなく、森で植樹活動(しょくじゅかつどう=木を植えること)をする漁師さんたちもたくさんいます。