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林業試験場

写真1 老齢幼虫。新得、庭のミヤマビャクシン、1991/6/1

写真2 幼虫の巣。写真1の幼虫の巣。

 
樹種ミヤマビャクシン。
部位葉。
時期6月(幼虫発生時期)。
状態枯れ葉や糞が糸で綴られる(写真2)。中に幼虫や蛹がいる(写真1)。幼虫は体長最大約20mm。
被害の特徴

和名  ビャクシンマダラメイガ

学名  Dioryctria juniperella 

分類  チョウ目(鱗翅目)Lepidoptera、メイガ科Pyralidae


 

寄主  ミヤマビャクシン。

生態  年1世代のようである。幼虫は春に集団で虫糞と枯れ葉をつづって巣を作る。食害は6月に目立つ。巣の中で繭を作り蛹になる。成虫は7月に出現する。

分布  北海道。

被害と防除 庭などのミヤマビャクシンで多発することがある。春に巣を取り除いて駆除する。


 

文献 
[1984] 鈴木重孝・駒井古実, 1984. 北海道における針葉樹を摂食する小蛾類. 北海道林業試験場報告, 22: 85-129.

2001/9/29