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林業試験場

写真1 中齢幼虫、体長8mm。函館市、イヌツゲ。1994/8/16。

写真2 老齢幼虫、体長15mm、1994/8/19。写真1を飼育。

写真3 雄成虫、体長9.5mm。写真1を飼育。

樹種イヌツゲ。
部位葉。
時期夏。
状態葉が食べられる、なくなる。幼虫がみられる。体長最大約20mm。
被害の特徴

和名  クロハグルマエダシャク

学名  Synegia esther 

分類  チョウ目(鱗翅目)Lepidoptera、シャクガ科Geometridae


 

生態  寄主はモチノキ科(イヌツゲ、モチノキ、クロガネモチ)(文献1987)。 
 年2回発生、卵越冬と推定されている(文献1987)。

分布  本州・四国・九州・琉球、台湾、中国(文献1987)。北海道ではこれまで分布記録がないようである。

被害  函館市で1994年8月に幼虫の多発が観察された(写真の個体群)。


 

文献 
[1987] 杉敏郎, 編集, 1987. 日本産蛾類生態図鑑: 1-453, pls 1-120. 講談社, 東京.

2001/4/2