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林業試験場

写真1 巣内の幼虫。鵡川、マユミ。1982/7。

写真2 糸で枝にぶら下がっている幼虫。鵡川、マユミ。1982/7。

写真3 被害状況。鵡川、マユミ。1982/7。

樹種マユミ。
部位葉。
時期6~7月。
状態葉や枝に糸が張り巡らされる。幼虫や繭がみられる。
幼虫体長最大約20mm。体は黄色、黒い斑点がある。頭部は黒い。
被害の特徴

和名  オオボシオオスガ

学名  Yponomeuta polystictus 

分類  チョウ目(鱗翅目)Lepidoptera、スガ科Yponomeutidae


 

生態  寄主はマユミ。 
 小さな幼虫で越冬し、5~6月にかけてマユミの葉を食べて成長する。幼虫は集団で糸を張り巡らし巣を作る。6月末頃に白い繭を作り、蛹になる。7月に成虫が羽化する。

被害など  ときに多発するが、食害で木が枯れた記録はない。庭木などでは、幼虫集団をみつけたら取り除いて駆除する。


 

2001/10/8