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ワタノメイガ

ワタノメイガ

写真1 幼虫、体長22mm。美唄市、ムクゲ。1999/9/1。

写真2 写真1の幼虫の巣。

被害の特徴
樹 種 ムクゲ。
部 位 葉。
時 期 春から秋。
状 態 葉が縦の筒状巻かれ、食べられる。中に幼虫や虫糞がみられる。
幼 虫 体長最大約22mm。

和名  ワタノメイガ

学名  Natarcha derogata

分類  チョウ目(鱗翅目)Lepidoptera、ツトガ科Crambidae


寄主  ムクゲ、キリ、アオイ、タチアオイ、ワタ、フヨウ、オクラ、アオギリなど。

生態  幼虫で越冬する。幼虫は春から秋の間に3回発生する。葉を縦の筒状に巻く。成虫は5~9月に出現する。卵は葉裏に1個ずつ産まれる。

被害と防除  本州ではムクゲに多発し、丸坊主にすることがあるという。北海道では比較的普通にみられるが、これまで多発は記録されていない。通常、防除は必要とされない。幼虫の巣は比較的みつけやすいので、気になるときは取り除く。

2001/8/10