スギタマバエ Contarinia inouyei
樹種 | スギ。 |
時期 | 春~秋(幼虫加害時期)。 |
部位 | 新葉の内部。 |
状態 | スギの枝先が短く枯れる。 枯れた部分の根元の方にある葉は付け根付近が少し膨らみ空洞になる。 |
和名 スギタマバエ
学名 Contarinia inouyei
分類 ハエ目(双翅目)Diptera、タマバエ科Cecidomyiidae
寄主 スギ。
生態 年1世代。土の中で幼虫で越冬し、4月下旬に蛹になる。成虫は5月下旬~6月中旬に現れる。雌成虫は開き始めた新芽の葉の隙間に産卵する。孵化した幼虫は葉の内部に潜り、6~10月までそこで生活する。10月に外に出て、土の中で繭を作って越冬する。
分布 北海道・本州・四国・九州。
発生観察地域 (文献1982)
文献
[1982] 小泉力(北海道森林昆虫談話会), 1982. 昭和56年度北海道に発生した森林害虫. 北方林業, 34: 168-172.
[1985] 林康夫・吉田成章・小泉力・高井正利・秋田米治・福山研二・前田満・柴田義春・中津篤・田中潔・遠藤克昭・松崎清一・佐々木克彦, 1985. 北海道樹木病害虫獣図鑑. 223pp. 北方林業会, 札幌. (生態、被害、カラー写真)
2002/1/5