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ハリエンジュアブラムシ

ハリエンジュアブラムシ

写真1 幼虫と成虫、体長最大1.5mm。美唄、ニセアカシア。2001/8/16。

写真2 発生状況。北見、ニセアカシア。2007/9/7。

写真3 天敵のクサカゲロウの1種。北見、ニセアカシア。2007/9/7。

被害の特徴
樹 種 ニセアカシア。
部 位 若葉・若枝。
時 期 春~夏(加害時期)。
状 態 葉が黒ずんだり、新梢が縮れる。アブラムシが群棲する。アブラムシは体長最大2mm。

和名  ハリエンジュアブラムシ

学名 命名者  Aphis craccivora pseudacaciae Takahashi

分類  カメムシ目(半翅目)Hemiptera、アブラムシ科Aphididae


生態  樹上で卵で越冬。春から夏にかけて新芽や若枝上で吸汁加害し、世代を繰り返しながら増殖する。

分布  北海道、シベリア。原名亜種が日本および全世界に広く分布する。

被害など  ニセアカシアでしばしば多発する。若枝が萎縮する程度で、防除は普通必要とされない。


文 献
[1983] 森津孫四郎, 1983. 日本原色アブラムシ図鑑. 全国農村教育協会, 東京. (形態,生態の解説)

2001/8/16