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林業試験場

リンゴコブアブラムシ

リンゴコブアブラムシ
被害の特徴
樹 種 リンゴ、ボケ。
部 位 葉。
時 期 春~秋。
状 態 葉が裏側を中にして縦巻きになる。アブラムシが葉の裏側に群棲する。
アブラムシは体長最大2mm弱。体は暗い緑色。

和名  リンゴコブアブラムシ

学名 命名者  Myzus maliscutus Matsumura

分類  カメムシ目(半翅目)Hemiptera、アブラムシ科Aphididae


寄主  リンゴ、ボケ。

生態  枝先の冬芽の近くやしわの部分で卵で越冬する。芽が開く頃に卵から幼虫が孵化し、新葉の裏側に定着し、樹液を吸って加害を始める。春から秋まで世代を繰り返す。

分布  北海道・本州、シベリア、台湾、中国。

被害と防除  リンゴの主要な害虫とされる。新梢が伸びる時期に発生が多い。


文 献
[1986] 山口昭・大竹昭郎(編), 1986. 果樹の病害虫, 診断と防除. 全国農村教育協会, 東京. (形態、生態、被害、防除)

2001/1/14