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林業試験場

クワヒョウタンゾウムシ

クワヒョウタンゾウムシ
被害の特徴
樹 種 様々な樹木・草本。
部 位 根。
時 期 通年(幼虫加害時期)。
状 態 苗木が枯れる。葉や枝・幹に食べ痕はみられない。根が少なくなったり、細い根の表面にかじり跡がある。
土中にイモムシ(幼虫)、地表にゾウムシ(成虫)がみられる。
幼 虫 体長最大約10mm、乳白色、まばらに毛が生える。
ゾウムシ科の幼虫は胸脚・腹脚がなく、一般に頭部は褐色。
キンケクチブトゾウムシに似るが、この種は腹部の毛の配列に特徴がある(文献1983、2010)。
成 虫 成虫は体長約7mm、黒色だが、灰色の毛に広く覆われる(文献1963)。

和名  クワヒョウタンゾウムシ

学名 命名者   Scepticus insularis Roelofs

分類  コウチュウ目(鞘翅目)Coleoptera、ゾウムシ科Curculionidae


分布  北海道・本州・四国・九州、サハリン(文献1963)。

形態  成虫については1963、幼虫については文献1994に詳しい。

生態

被害

防除

文 献
[1963] 中根猛彦・大林一夫・野村鎮・黒沢良彦, 1963. 原色昆虫大図鑑, 第2巻, 甲虫篇. p1-18+1-443. pl 1-384.  
[1983] 松谷茂伸・真崎誠, 1983. キンケクチブトゾウムシの生態と防除. 植物防疫, 37: 380-386.
[1994] 
[2010] 原秀穂, 2010. 最近、北海道で樹木被害が確認された外国からの侵入害虫. 光珠内季報, 159: 13-17.

2010/8/30