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林業試験場

ならたけ病

 

ならたけ病(ナラタケ類・ボリボリ)

幼齢林地に多い。根~地際が侵されるため,針葉全体が赤く枯れ,枯死にいたる。
病患部ではヤニの漏出が見られる。根・幹の樹皮を剥ぐと白い菌糸膜がみられるほか,病状が進んだものでは黒色ひも状の菌糸の束(根状菌糸束)も認められる。
根が傷ついたり滞水等で弱った場合にかかりやすい。被害木を放置すると根状菌糸束の接触感染により被害が広がる。
病菌に侵されたカラマツ
病菌に侵されたカラマツ

ボリボリ
発生したキノコ(ボリボリ)


 

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