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花腐菌核病 ( ツツジ類 )

 

花腐菌核病(ツツジ類)
(病原菌:Ovulinia azaleae)

症状開花後,花弁に生じた淡褐色のしみが拡大し,花全体が褐変してしおれる。罹病花弁上には,不正形,板状の小さな黒い塊(菌核と呼ばれる菌体)が数個生じる。通常,健全花は花期終了後まもなく地上に落下するが,罹病木では,褐変萎凋した罹病花が葉や枝に長期間張り付いているため被害はよく目立つ。ヤマツツジ花腐菌核病
ヤマツツジ花腐菌核病
罹病樹種エゾムラサキツツジ,レンゲツツジ,ヤマツツジ
発生地域空知,十勝,渡島
防除法本病によって株全体が衰弱することはないが,美観上,しばしば問題となる。地上に落下した菌核が翌春の感染源になるので,罹病花がまだ樹上にあるうちに摘み取って焼却する


 

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