法人本部

理事長挨拶

道総研 理事長 こたか しょう 写真

 この度、理事長に就任しました小髙 咲(こたか しょう)です。

 地方独立行政法人北海道立総合研究機構(略称:道総研)は、平成22年(2010年)に設立され2期10年が経過する中、農業、水産、森林、産業技術、エネルギー・環境・地質及び建築・まちづくりといった幅広い分野での総合力を強みとして、多くの外部機関との連携も図り、着実に研究成果を生み出してきました。

 他方、足元を見つめると、新型コロナウィルス感染症が世界的に猛威を振るい、これまでの経済、社会、日常生活が一変させられるほどの甚大な影響を受けています。また、人口減少・高齢化やカーボンニュートラルの取組の加速化、デジタル技術の急速な普及・進展など、本道を取り巻く社会経済環境はかつてないほど変化し、いま私たちは時代の大きな転換期を迎えています。

 道総研も、こうした時代の大きな変化に真摯に対応するとともに、本道の将来を見据えた研究開発を推進していく必要があります。そのため、令和2年4月から始まった第3期中期計画においては、各研究分野の特性に応じた研究開発を着実に推進するとともに、研究成果の実用化、事業化を視野に入れながら、取り組むべき課題の選択と集中の観点に立って、総合的、戦略的に研究開発を推進することとしています。研究の柱は「食」、「エネルギー」、「地域」であり、これを通じて地域社会の維持、発展に貢献していきます。

 また、北海道の強みである1次産業やさまざまな地域特性を生かした「北海道のあるべき姿」を常に考えながら、その実現に向けた研究開発に積極的に取り組んでまいりたいと考えております。

 私たち道総研としては、今後とも、「ほっかいどうの希望をかたちに!」という基本理念のもと、職員一人ひとりが研究開発等を通じて、夢のある明日の北海道づくりに貢献していきたいと考えております。道民の皆様のさらなるご支援とご協力をよろしくお願いいたします。

令和4年4月1日

北海道立総合研究機構

理事長 小髙 咲