韓国江原研究院との研究交流

道総研では、韓国江原（カンウォン）研究院と、両地域が抱える共通の課題の解決に向け、双方の取組みや成果に関する情報交換と友好協力を目的とした交流を進めています。

令和7年5月27日、北海道総合研究プラザで第3回研究交流会を開催しました。

※江原研究院とは
韓国江原特別自治道の中長期開発戦略等に基づき、地域の政策開発等を行う機関

※江原特別自治道とは
韓国北東部に位置し、韓国の中では最も寒冷で降雪量も多く、北部には多くの希少種が生息する。人口約150万人、主な産業は観光、農畜産業など。

概要

・第3回研究交流会

　　日程：令和7年（2025年）5月27日（火）

　　会場：北海道総合研究プラザセミナー室

　　テーマ：持続可能な社会に向けた環境の未来

　　発表内容：
　　　　　　「江原特別自治道の環境分権－環境影響評価の推進方向」
　　　　　　　　韓榮漢（ハン・ヨンハン）環境研究部長（江原研究院）
　　　　　　「江原特別自治道の環境保全型農業の持続可能な発展方向」
　　　　　　　　崔益彰（チェ・イクチャン）研究委員（江原研究院）
　　　　　　「北海道の湖沼の水環境保全に関する研究」
　　　　　　　　木塚俊和主査（道総研エネルギー・環境・地質研究所）
　　　　　　「北海道における気候変動の影響と、その影響を行政や市民に伝えるための工夫」
　　　　　　　　鈴木啓明主査（道総研エネルギー・環境・地質研究所）

ハン・ヨンハン環境研究部長発表 — 韓国の環境アセスメントについて説明する
ハン・ヨンハン環境研究部長

チェ・イクチャン研究委員発表 — 江原特別自治道の農業について説明する
チェ・イクチャン研究委員

ヒョン・ジングォン院長挨拶 — 江原研究院ヒョン・ジングォン院長による
閉会の挨拶

・視察見学（食品加工研究センター）

食品加工研究センター視察見学 1 — 食品加工研究センターの概要を説明する奥村所長

・第2回研究交流会

　　日程：令和6年（2024年）1月18日（木）

　　会場：江原研究院（韓国江原特別自治道）

　　○ 研究交流ワークショップ
　　　　テーマ：山火事防災と水産業の未来
　　　　　「衛星画像を用いた山火事森林再生モニタリング」
　　　　　　蝦名益仁研究職員（道総研林業試験場）
　　　　　「水産物を美味しく食べるために」
　　　　　　武田浩郁加工利用部長（道総研釧路水産試験場）
　　　　　「江原道-北海道間の災害・防災分野における交流・協力構想」
　　　　　　キム・ギョンナム研究委員（江原研究院）
　　　　　「江原道水産業と漁村活性化」
　　　　　　キム・チュンジェ資源・経済チーム長（江原研究院）

　　○ 総合討論