生産環境グループ 三澤知央研究主任
第74回北農賞・論文部門を受賞


 三澤研究主任が、雑誌「北農」に発表した総説 『我が国および北海道における植物病害の発生記録、菌株保存の現状と「日本植物病名データベース」の活用方法』が第74回北農賞・論文部門を受賞しました。


【受賞者】
道総研 農業研究本部 道南農業試験場
研究部 生産環境グループ 研究主任 三澤知央
【受賞対象論文】
 三澤知央(2013) 我が国および北海道における植物病害の発生記録、菌株保存の現状と「日本植物病名データベース」の活用方法.北農 80:369-376
【北農賞・論文部門】
 過去1年間に雑誌「北農」に掲載された論文・資料等のなかから、北海道農業の普及上優秀なものに対して与えられます。
【受賞理由】
 三澤研究主任は、各種園芸作物で発生した新病害に関する論文を雑誌「北農」で10報発表し、植物病害の診断・生態・防除に関する知識の普及に貢献しました。さらに、多数の病害の同定および菌株保存機関への菌株の提供(寄託)経験を活かして、国内および道内における植物病害の発生記録、菌株保存の現状およびこれらの情報の検索サイトである「日本植物病名データベース」の活用方法に関する「総説」を執筆し、植物病害に関する情報の啓蒙に貢献しました。

表彰状

【受賞業績内容】
・国内および北海道における植物病害の発生記録と菌株保存の現状およびこれらの情報の検索・活用方法に関する「総説」を雑誌「北農」に発表した。
(関連業績:雑誌「北農」に園芸作物の新病害に関する論文を10報発表した)
1.植物病害の発生記録
 国内および北海道における植物病害の発生記録は、日本植物病名目録(A)および北海道病害虫防除提要(B)にまとめられている。総説ではこれの内容と特徴、問題点について指摘しました。

発生記録

2.菌株保存
 我が国では茨城県つくば市の農業生物資源研究所・ジーンバンクで菌株の収集・保存・配布業務を実施しています。道内には、菌株保存機関がないため、総説ではジーンバンクへの積極的な菌株の提供(寄託)を呼びかけるとともに、寄託上の注意点を解説しました。

菌株

3.「日本植物病名データベース」の活用方法
 植物病害と保存菌株のデータベースである「日本植物病名データベース」の利用方法を解説しました。同データベースは、上記の他に病害発生を報告した論文、保存菌株のDNAの塩基配列などが登録されている他、北海道病害虫防除所のホームページにおける新発生病害虫ともリンクが貼られています。
【発表論文】

記念撮影

記念撮影:左より三分一北農会会長、三澤研究主任、柳沢場長


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