上川農業試験場長からのメッセージ


ごあいさつ

 上川農業試験場のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

当場は、1886 年(明治19年)、忠別太(現在の旭川市神居町)に北海道庁忠別農作試験所として創設され、その後北海道立上川農業試験場として1904年(明治37年)からおよそ 90 年の間、旭川市永山で試験研究等を行ってきました。1994 年(平成6年)に現在の比布町に移転し、2010 年(平成 22 年)からは地方独立行政法人北海道立総合研究機構(道総研)を構成する22の試験研究機関の一つとして、引き続き水稲の品種開発、上川・留萌地域の農業に対応した研究や技術支援に取り組んでいます。

当場では、1896年(明治29年)以来水稲に関する試験を実施し、これまで多くの水稲品種を開発してきました。1988年(昭和63年)には「きらら397」、1996年(平成8年)には「ほしのゆめ」、そして2009年(平成21年)には「ゆめぴりか」など、北海道を代表する美味しいブランド米を生み出しています。2018年(平成30年)には水稲の省力的な生産技術である直播栽培に好適な良食味品種「えみまる」を開発し、2019年から道内各地での栽培が始まっています。また、冷涼な上川・留萌地域に対応した水田作や畑作、野菜作を支える技術開発に取り組み、水稲の直播栽培技術や小麦や馬鈴しょ、豆類などの栽培技術を開発しています。2018年(平成30年)には、厳冬期の旭川でも無加温で野菜を作れる技術を開発し、地域の注目を集めています。

北海道農業を巡る情勢は、農家戸数の減少や高齢化のほか、TPP11や日欧EPAなどの農業国際化、さらには気候変動の拡大など、厳しさを増しています。上川農業試験場はこれからも生産者、実需者、そして消費者の皆様の期待に応え、北海道農業、地域の発展に貢献する新品種や技術の開発に取り組んで参ります。

これまで皆様に賜りました多大なご支援ご協力に御礼申し上げるとともに、今後とも皆様の一層のご支援ご協力をお願いしまして、ご挨拶とさせていただきます。


   

      令和元年(2019年)5月

場長 安積 大治     

     



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