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本年度の取り組み


技術普及室が取り組む課題
  • 「サルモネラ持続排菌牛のルーメン発酵改善による排菌低減効果」(家畜衛生Gと共同)

 サルモネラ症は届出対象外の血清型による発生が増加しており、持続排菌牛による長期化が問題となっています。対策事例として飼料設計変更により清浄化を達成した報告があり、ルーメン発酵状況の異常と持続排菌の関係および飼料設計による排菌低減効果の解明が求められています。

 そこで、ルーメン発酵状態とサルモネラ持続排菌との関係を解明し、飼料設計変更後のルーメン発酵改善による糞便中への排菌低減効果を明らかにします。



  • 「牛群検定の乳中ケトン体濃度を活用した飼養管理評価手法の開発」(酪農試 乳牛G・畜試 家畜衛生Gと共同)

 血中ケトン体濃度の測定は労力と費用がかかるため、ケトーシス発生のモニタリングには不向きでしたが、近年、牛群検定時に乳中ケトン濃度を測定する体制が整備されたため、ケトーシス発生状況の持続的な監視が可能になりました。ケトーシスは分娩後の発生時期により原因が異なると考えられていることから、検定乳を利用してケトーシスの発生状況を調べることで、飼養管理上の問題点をある程度把握できると考えられます。

 そこで、牛群検定における乳中ケトン体濃度を活用した、牛群における飼養管理技術の評価手法を開発します。



  • 「道産地鶏の販売拡大を目指した北海地鶏Ⅲの生産性改善と商品価値の明確化」(中小家畜Gと共同)

 肉用地鶏「北海地鶏Ⅱ」の生産羽数は近年頭打ちにあり、生産性向上による低コスト化と商品価値の明確化による販売競争力の強化が必要となっています。生産コスト低減策として、肉鶏の発育や種鶏の産卵性などを向上させた「北海地鶏Ⅲ」を開発し、平成32年度には肉鶏の本格生産が開始される予定です。

一方で、北海地鶏Ⅲの発育や脂肪蓄積の特性に応じた適切な飼料給与技術が必要となっています。また、販売競争力の強化については、食肉加工企業や流通関係者から北海地鶏Ⅲの生肉あるいは加工品の持つ商品価値(肉の品質特性)やそれを活かした利用法を明らかにするよう求められています。

そこで、北海地鶏Ⅲに適した飼料設計および給与量を提示するとともに、販売競争力強化のため、北海地鶏Ⅲの肉質特性を活かした利用法や加工品を開発し、飲食店や消費者へのアピールポイントを明らかにします。



  • 「ミツバチ農薬曝露軽減の技術の開発による交配用ミツバチの生産の安定化」
 北海道の水田地帯で農薬被害と考えられる巣門前の大量へい死が発生し、蜂群数の減少と蜂群の弱体化が懸念されています。
 そこで、放牧地の蜂場としての品質向上を目指し、放牧地内へのマメ科牧草等の蜜源植物の導入、優先度向上および維持・管理技術を検討します。
   

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