海況速報(2012年02月)

平成23年度 第6号(通算 No.144)
平成24年2月29日

北海道立総合研究機構 水産研究本部

2月中旬~下旬の海況

海域別情報

日本海海域
50m層,100m層の水温の水平分布から,積丹半島沖では沖合の冷水が接岸傾向となっているため,対馬暖流の指標になる6℃の等値線が北方へは伸びておらず,対馬暖流の北上は明瞭にはみられません。対馬暖流の流量は,前回12月では例年の6割程度でしたが,今回はさらに低下し例年の2割程度になっています。宗谷海峡周辺ではオホーツク海からの海水の流入がみられます(指標:表面水温2℃以下)。
水温については,例年よりも1~2℃低い海域が多くみられます(水温偏差表参照)。
余市における旬平均水温は1月上旬から2月下旬まで「やや低い」で推移しています。
道東太平洋海域
道東海域一帯を親潮が覆っています。また,道東沿岸では沿岸親潮(*1,指標:水温1℃以下)が流れ,先端はえりも岬まで達しています。
水温は,道東沿岸の底層を除き(厚岸沖,白糠沖),例年よりも1~2℃低い海域が広くみられます(水温偏差表参照)。
道南太平洋海域
沿岸親潮が日高の海域を中心に道南太平洋を覆っています。津軽暖流は沿岸モード(*2)へ移行中ですが,えりも岬方向への張り出しは表層よりも深い200m層で大きくなっています(指標:水温6℃)。
水温は,例年よりも1~2℃低い海域が広くみられます(水温偏差表参照)。
資料
資料 観測期間 観測海域
稚内水試(北洋丸) 2012年2月13日〜2月26日 (道北道西日本海海域)
釧路水試(北辰丸) 2012年2月14日〜2月24日 (道東道南太平洋海域)

*1:オホーツク海の海氷の融氷水を含む親潮として特に沿岸親潮という名前が付けられています。
*2:津軽暖流が津軽海峡から襟裳岬まで大きく張り出してから南下している状態を「渦モード」と呼びます。これに対して,津軽暖流が青森県尻屋埼からすぐ岸沿いに三陸方面へ南下している状態を,津軽暖流の「沿岸モード」と呼んでいます。

水温平面分布図

表面水温
    • 表面水温の図
50m層水温
    • 50メートル層水温の図
100m層水温
    • 100メートル層水温の図
200m層水温
    • 200メートル層水温の図

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