海況速報(2003年02月)

平成14年度 第6号(通算 No.90)
平成15年 3月 13日

北海道立水産試験場

2月上旬から2月中旬の海況

海域別情報

日本海海域
対馬暖流強め

前回(12月)水温の高かった道北日本海沿岸域では、平年並みの水温となっていますが、積丹半島から南の道西日本海の沿岸域では水温がやや高く、留萌西方海域まで100m層で6℃以上となっています。また、沖合の冷水域では水温が低めのところが多くなっています。

余市における12月下旬以降3月上旬までの沿岸水温(旬平均)は,12月下旬~1月中旬は「やや低い」でしたが、1月下旬~3月上旬は「平年並み」から「やや高い」の間で推移しました。
道東太平洋海域
流氷来る

流氷が太平洋まで流出したため、道東の羅臼沖および厚岸沖で観測が十分にできませんでした。道東沿岸から沖合にかけて,親潮で広くおおわれています。厚岸沿岸では100m層まで0℃以下となっており、沿岸親潮(*1)が襟裳岬へ向かって流れています。親潮は襟裳岬から暖水塊と津軽暖流水の間を三陸沖へ南下しているようです。水温は全体的に平年より低く,引き続き低温傾向となっています。
道南太平洋海域
沿岸親潮接近

津軽暖流は沿岸モード(*2)になっていますが。襟裳岬南方沖には津軽暖流水起源と考えられる暖水があります(例えば100m層で7℃以上)。0m層では水温2℃以下の沿岸親潮(*1)が浦河沖から苫小牧沖まで広がっています。東経141度20分、北緯42度以北では、0m層および50m層の水温が2℃以上となっており、平年よりやや高くなっています。したがって沿岸親潮は噴火湾へ本格的には流入していない様です。
オホーツク海海域
海氷のため観測はありません。
資料
資料 観測期間 観測海域
青森水試(東奥丸) 2003年2月8日〜2月9日 (東北日本海海域)
稚内水試(北洋丸) 2003年2月17日〜2月19日 (道北日本海海域)
釧路水試(北辰丸) 2003年2月17日〜2月19日 (道東太平洋海域)
函館水試(金星丸) 2003年2月4日〜2月7日 (道南太平洋海域)
中央水試(おやしお丸) 2003年2月2日〜2月5日 (道西日本海海域)

*1:オホーツク海の海氷の融氷水を含む親潮として特に沿岸親潮という名前が付けられています。
*2:津軽暖流が津軽海峡から襟裳岬まで大きく張り出してから南下している状態を「渦モード」と呼びます。これに対して,津軽暖流が青森県尻屋埼からすぐ岸沿いに三陸方面へ南下している状態を,津軽暖流の「沿岸モード」と呼んでいます

水温平面分布図

0メートル
    • 表面水温の図
50メートル
    • 50メートル層水温の図
100メートル
    • 100メートル層水温の図
200メートル
    • 200メートル層水温の図

PDFファイル

水温鉛直断面図

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資源管理部 海洋環境グループ

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