海況速報(2010年02月)

平成21年度 第6号(通算 No.132)
平成22年3月12日

北海道立水産試験場

2月上旬~下旬の海況

海域別情報

日本海海域
岩内湾南西沖に暖水域(指標:200m層水温4℃以上)がみられます。また,積丹半島の北西沖では,沖合冷水域の本道側への張り出しがみられます(指標:100m層水温4℃以下)。このため,対馬暖流(指標:100m層水温6℃以上)は,積丹半島以南では暖水域の西方を,積丹半島沖では本道寄りを流れており,蛇行した流路になっています。J4線での対馬暖流の流量は,例年よりも2割程度多くなっています。
水温は,暖水域がみられる海域で例年よりも約1℃高く,沖合冷水の張り出し域で例年よりも約1℃低くなっています(水温偏差表参照)。
余市における旬平均水温は,1月上旬~3月上旬にかけては,「やや高い」か「かなり高い」になる場合が多くみられます。
道東太平洋海域
沿岸親潮(*1,指標:水温2℃以下)が道東沖の広い海域を流れています。道東沖は広く親潮(指標:100m深水温5℃以下)に覆われています。
水温は,沿岸親潮が分布する海域で例年よりも1~2℃低くなっています(水温偏差表参照)。
道南太平洋海域
道東海域と同様に,沿岸親潮が道南太平洋海域を広く覆っています。また,津軽暖流は沿岸モード(*2)です。
水温は,沿岸親潮が流れる海域で,約1~2℃低く,特に恵山沖東方では3℃以上低くなっています(水温偏差表参照)。
資料
資料 観測期間 観測海域
稚内水試(北洋丸) 2010年2月9日〜2月14日 (道西道北日本海海域)
釧路水試(北辰丸) 2010年2月16日〜2月25日 (道南道東太平洋海域)

*1:オホーツク海の海氷の融氷水を含む親潮として特に沿岸親潮という名前が付けられています。
*2:津軽暖流が津軽海峡から襟裳岬まで大きく張り出してから南下している状態を「渦モード」と呼びます。これに対して,津軽暖流が青森県尻屋埼からすぐ岸沿いに三陸方面へ南下している状態を,津軽暖流の「沿岸モード」と呼んでいます。

水温平面分布図

表面水温
    • 表面水温の図
50m層水温
    • 50メートル層水温の図
100m層水温
    • 100メートル層水温の図
200m層水温
    • 200メートル層水温の図

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