エビ類の試験研究

北海道立稚内水産試験場では、北海道におけるエビ類の漁獲量の中で約半分以上を占める、ホッコクアカエビを中心に研究を進めています。その研究方法について簡単に紹介します。 

ホッコクアカエビの測定方法

エビ類の尾や角はもろく破損しやすいため、右の写真のように眼柄の付け根付近から背甲の末端までをエビの体の大きさの指標とします。
漁獲物の中には、当然、オス、メスのほかにも性転換中のエビまで存在します。ホッコクアカエビの雌雄判別は第1腹肢内肢の形態を見ることで区別できます。
 
    • ホッコクアカエビの測定方法
      ホッコクアカエビの測定方法

試験調査船による天然資源調査

研究に用いるエビの標本は主に漁獲物ですが、漁業で採集できない大きさのエビや採集定点の海洋環境を把握するためには、試験調査船北洋丸を用いて調査を行ないます。

ホッコクアカエビは4、5才から漁獲されはじめますが、調査では1才から採集できます 。漁獲物として獲られる前の各年齢のエビの量を把握することによって、数年後の漁況を予測しようと試みていますが、広いエビの分布範囲を調査船1隻では調査しきれないので、現在は、試行錯誤の段階です。
    • 試験調査船による天然資源調査
      試験調査船による天然資源調査

エビ類天然資源調査の様子

  • 出港準備中の北洋丸

  • 積み上げられた篭。調査なので少ししか使いません。

  • 漁船が使っている網目より3倍細かい網を使います。

  • 餌はスケトウダラのぶつ切り

  • 篭を投入します。深いところに沈めるのでロープも長い物が必要です。

  • 沈めた位置の目印としてボンデンを投入します。

  • CTDで水温・塩分を観測します。

  • 一晩とめおいたあと、いよいよ篭を引き上げます。エビは入っているでしょうか?

  • かごの中身を台の上にあけ、仕分けます。

  • 獲れたばかりの甘エビはこんなに赤いのです。

  • エビの他にもバイガイ(ツブ)やズワイガニ、クモヒトデなどがかごに入っています 。

  • サケビクニンやヤナギダコも混獲されます。

  • エビの測定をします。さらに研究室に持ち帰って詳しい分析をします。

お問い合わせ先

調査研究部 管理増殖グループ

  • 住所:〒097-0001 稚内市末広4丁目5番15号
  • 電話番号: 調査研究部(直通):0162-32-7166、7188
  • ファックス番号:0162-32-7171

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