水産研究本部

利用の手引き

 

利用の手引き

利用規約

「北海道の漁業図鑑」は、特に表記の無い限り、北海道水産業改良普及職員協議会が情報を収集して作成したもので、掲載されている情報は著作権法によって保護されています。
・本図鑑に掲載する写真や図版、内容の一部あるいは全てを、無断で複製・転載・改変・再配布することを禁じます。
・本図鑑の写真等を使用したい場合は、予め当協議会の承諾を得てください。ただし、使用目的が本図鑑作成の趣旨に合致しない場合(営利事業目的での使用など)には、申請があっても承諾できない場合があります。また、著作権が本協議会以外にある画像や写真等、さらに人物や私有物(漁船等)の特定ができる写真につきましては、別途承諾が必要となる場合があり、提供できない場合もあります。
以上について予めご了承願います。
・本図鑑の内容は、予告なく変更することがあります。。

北海道水産業改良普及職員協議会
 

利用環境

推奨:O S Microsoft Windows 7、8.1
推奨ブラウザ: Windows版
 

  • Microsoft Internet Explorer 11.0
  • Mozilla FireFox 1.5.0 以上
  • Netscape 7.1

*Macintosh Mac OSについては動作未確認 

利用方法

  1. 最初に「利用の手引き」(このページ)をお読みください。
  2. 各漁業のページへは「魚種検索」、「漁業検索」、「地域検索」から進んでください。
  3. 各人工種苗生産のページへは「人工種苗生産」から進んでください。
  4. 各写真をクリックすると大きな写真が新しいウィンドウに表示されます。
  5. 「資料」は各項目名をクリックしてご覧ください。 

内容について

1. 本図鑑に収録した漁業は定置網漁業2種、小型定置網漁業4種、底建網漁業3種、まき網漁業1種、敷き網漁業3種、ひき網漁業2種、こぎ網漁業1種、張待網漁業1種、 刺し網漁業17種、流し網漁業1種、けた網漁業6種、すくい網漁業1種、打瀬漁業1種、釣り漁業2種、空釣り縄漁業1種、ひき縄釣り漁業2種、 樽流し漁業1種、はえ縄漁業4種、かご漁業8種、箱漁業1種、たも漁業2種、挟み採り漁業1種、やす突き漁業1種、どう漁業1種、じょれん漁業1種、 採藻漁業9種、潜水器漁業2種、養殖漁業11種の延べ90種類(計88漁業)です。また、人工種苗生産は13種を収録しました。 

2. 資料には以下の項目があります。
 

  • 北海道を取り囲む海
  • 代表的な漁具・漁法の解説
  • 魚介類の一般的な測定部位
  • 水産用語集
  • 水産技術普及指導所所在地一覧
  • 北海道水産行政・試験研究・漁業研修機関

3. 漁業のページには以下の項目があります。
 

  • 「漁業の情報」に漁業許可区分、主な操業地域、取材地、漁場、漁具、漁期、漁船規模、出荷形態が記載されています。
  • 「対象魚の情報」に標準和名、英名、科目、学名、混獲魚、道内主産地が記載されています。
  • 「漁業のすがた」に対象漁業の概要が記載されています。
  • 「増殖と管理」に各地で取り組んでいる増殖と管理について記載されています。


4. 写真はその漁業で漁獲される魚種を中心に掲載しました。漁業風景の写真は全道の普及員が町村、漁協、部会、漁業者の協力を得て撮影しました。

5. 用語はなるべく平易な表現を使用しました。読みの困難な用語は括弧で読みを記載してあります。意味の分かりにくい用語は「資料」の「水産用語集」を参考にしてください。

名称表記の原則

1. 漁業名呼称の基本原則 
 

  • 名称の最後に「漁業」を付ける。
  • 「刺網」は「刺し網漁業」とした。
  • 「籠」は「かご漁業」(・・・カニ、・・・エビ、・・・タコ、他)とした。
  • 「延縄」は「はえ縄漁業」とした。
  • 「桁網」は「けた網漁業」、「こぎ網漁業」とした。
  • 「函」は「箱」とした。
  • 「巻き網」は「まきあみ漁業」とした。
  • 「小定置」は「小型定置網漁業」とした。
  • 漁業名中(前)の魚種名は漁業名称の一部として考えられるので平仮名とした。
  • 漁業名の後の括弧の魚種名は生物名を表すため片仮名とした。


2. 漁業名表記の基本原則
(1) 共同漁業権漁業
 

  • 第一種共同漁業権漁業(根付け採取)は魚種名+漁業で表記した。[例:こんぶ漁業、のり漁業、ふのり漁業、わかめ漁業、ぎんなんそう漁業、もずく漁業]
  • ただし、特徴的な漁法で行われる採介漁業は括弧書きで漁法を表記した。[例:あわび漁業(たも採り)、あさり漁業(はさみ採り)、ほっきがい漁業(突き採り)、たこ漁業(たこ箱、樽流し、やなぎだこ空釣り縄、たこかご)]
  • 第二種、第三種共同漁業権漁業(二種:固定式、三種:無動力船による引網等)は魚種名+漁法名+漁業で表記した。[例:はたはた刺し網漁業、ほっけ・かれい底建網漁業、ます小型定置網漁業、まあなごどう漁業]
  • かれい刺し網漁業は括弧書きで標準和名を後述した。[例:かれい刺し網漁業(マガレイ)、かれい刺し網漁業(アカガレイ)]
  • 第一種、第五種共同漁業権漁業の内水面で行われている漁業は地方名で表記した。[例:わかさぎ氷下網漁業、しらうお・わかさぎ網漁業、しじみけた網・鋤簾(じょれん)漁業]

(2) 知事許可漁業
 

  • 知事許可漁業の小型船底びき網漁業(手繰二種、三種、打瀬)は道海面調整規則に示されている地方名で表記した。
  • 手繰二種、三種漁業は一般的に漁業形態が理解し難いため地方名で表記した。
  • 手繰二種=ししゃもこぎ網漁業 他とした。
  • 手繰三種=貝けた網漁業、ほやけた網漁業、なまこけた網漁業とし、括弧書きで対象魚の標準和名を後述した。[例:貝けた網漁業(ホッキガイ)、貝けた網漁業(ホタテガイ)、貝けた網漁業(バカガイ)、ほやけた網漁業(アカボヤ)、なまこけた網(マナマコ)]
  • 火光を利用する敷き網は、魚種名+敷き網又は棒受け網+漁業とし、括弧書きで後述した。[例:いかなご敷き網漁業(火光を利用する敷き網)、やりいか棒受け網漁業(火光を利用する敷き網)]
  • つぶかご漁業はそのまま「つぶかご漁業」とし括弧書きで対象魚の標準和名を後述した。[例:つぶかご漁業(ヒメエゾボラ)、つぶかご漁業(エゾボラ)]
  • えびかご漁業は括弧書きで対象魚の標準和名を後述した。[例:えびかご漁業(トヤマエビ)、えびかご漁業(ホッコクアカエビ)]
  • かにかご漁業は括弧書きで対象魚の標準和名を後述した。[例:かにかご漁業(ケガニ)、かにかご漁業(ハナサキガニ)]
  • 刺し網については正式には「・・・固定式刺し網漁業」となるが固定式は省略した。[例:ほっけ刺し網漁業、にしん刺し網漁業、すけとうだら刺し網漁業、たら刺し網漁業(マダラ)、きちじ刺し網漁業等]
  • かに刺し網漁業は括弧書きで対象魚の標準和名を後述した。[例:かに刺し網漁業(タラバガニ)]
  • かれい刺し網漁業は括弧書きで対象魚の標準和名を後述した。[例:かれい刺し網漁業(マガレイ)、かれい刺し網漁業(ババガレイ)]
  • 中型まき網漁業は括弧書きで対象魚の標準和名を後述した。[例:中型まき網漁業(ホッケ)]
  • たこ類の漁業は「たこ漁業」とし、括弧書きで漁法(樽流し、箱、空つり縄等)を後述した。[例:たこ漁業(樽流し)、たこ漁業(たこ箱)、たこ漁業(やなぎだこ空釣り縄)]
  • さんま漁は「さんま漁業」とし、括弧書きで漁法(流し網、棒受け網)と後述した。[例:さんま漁業(流し網)、さんま漁業(棒受け網)]
  • はえ縄漁業は括弧書きで対象魚の標準和名を後述した。[例:はえ縄漁業(マダラ、キチジ)]

(3) 海区承認漁業
 

  • 原則的に承認されている漁業名を使用した。

(4) 自由漁業

  • 調整規則等には記載されていないため、地方名で記載した。


3. 魚種名表記の基本原則
 

  • 標準和名を基本とした。
  • ただし、馴染みのない対象魚の和名は括弧書きで地方名を平仮名で記載した。[例:イカナゴ(こうなご)、イカナゴ(おおなご)、ホテイウオ(ごっこ)、マアナゴ(はも)]
  • 通称の和名には括弧書きで正式な標準和名を片仮名で記載した。[例:マグロ(クロマグロ)、サケ(シロザケ)、フノリ(フクロフノリ)、ノリ(ウップルイノリ)]


4. 漁法名の基本原則
 

  • 道海面漁業調整規則、共同漁業権行使規則に使われている漁業名から魚種名を除いた名称を基本とした。

[例1:「にしん刺し網漁業」から「にしん」を除き →「刺し網漁業」]
[例2:「さけ定置網漁業」から「さけ」を除き →「定置網漁業」]
 

  • ただし、例外として長い名称や馴染みのない名称は一般的な名称とした。

[例1:「火光を利用する敷き網漁業」→「敷き網漁業」]
[例2:「小型機船底びき網漁業」(手繰三種漁業)→「けた網漁業」]
[例3:「固定式刺し網漁業」→「刺し網漁業」]

「用語集」の参考文献等

このwebサイトに収録した「資料」-「水産用語集」には下記の文献等を参考にしました。(順不同)
「北のさかなたち」北海道立水産試験場研究員著(北日本海洋センター)、 「新 北のさかなたち」水島敏博・鳥澤 雅 監修(北海道新聞社)、 水産小六法「漁業法」(水産社)、 「水産学用語辞典」日本水産学会編(恒星社厚生閣)、 「水産増養殖用語辞典」谷田専治・島津忠秀編(緑書房)、 「定置網の手引き」西山作蔵著(北日本海洋センター)、 「日本漁具・漁法図説」増補改訂版 金田禎之著(成山堂書店)、 高等学校用「漁業技術一般」「漁業」(文部省)、 「漁業法のここが知りたい」金田禎之著(成山堂書店)、 「水産ポケットブック」水産庁編(いさな書房)、 「小型船舶操縦士学科教本」(財)日本船舶職員養成協会(舵社)、 「魚類の養殖・栽培漁業に関する用語の定義について」(北海道栽培漁業総合センター魚類部)、 「促成養殖コンブについて」(函館市管内5単協共同種苗センター運営委員会)、 「海のはくぶつかん」東海大学社会教育センターだより(同 編集委員会)、 「北海道HP」、フリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」、 「Yahoo大辞泉」

最終更新日:2021年03月31日