農業研究本部

北海道におけるリーキの収量性におよぼす品種,株間および窒素施肥量の影響

細淵 幸雄,富沢 ゆい子,植野 玲一郎,菅原 章人

道総研農試集報.100,88-93 (2016)

 北海道において,リーキ(Allium ampeloprasum var. porrum)の栽培に適し,葉鞘径3cm以上の調製収量を多く得ることのできる品種,株間および窒素施肥量を検討した。品種では,「ポトフ」が「ポワロ」より葉鞘径が太く,葉鞘径3cm以上の調製収量が多かった。リーキの株間を5,10および15cmで検討した結果,5cmは葉鞘径が細く,15cmは腐敗病による欠株のリスクが高く調製収量が10cmより少なかった。このことから,株間は10cmが適当と判断された。株間を10cmとした場合,窒素施肥量を25(基肥15および分施10)kg/10aとすると,葉鞘径3cm以上の調製収量を多く得ることができた。


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