農業研究本部

北海道におけるリンゴ「ぐんま名月」の特性

吉田 昌幸,来嶋 正朋,稲川 裕

道総研農試集報.102,61-64 (2018)

リンゴ「ぐんま名月」は,群馬県が育成した品種である。北海道での収穫期は10月下旬から11月上旬で「ふじ」よりやや早く,熟期は“晩生”である。収量性は「ふじ」より優れる。果実品質は糖度が高く,酸度が低く,蜜が安定的に多く入り,食味が優れる。本品種の普及によって,生産者の着色管理労力を低減するとともに,消費者の嗜好にあった蜜入りが多く甘いリンゴを提供することが期待される。


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