農業研究本部

ナガイモ新品種「とかち太郎」の育成

平井  剛,田縁 勝洋,鳥越 昌隆,柴田 浩之,前塚 研二,三口 雅人,岡崎 智哉,澤崎 明弘,高山 直保,渡邊 隆志,宮村 透,赤間 智吏,茂古沼真二

道総研農試集報.99,25-34 (2015)

 ナガイモ(Dioscorea polystachya Turcz.)新品種「とかち太郎(品種登録出願公表中,旧系統名「十勝4号」)」は,北 海道立総合研究機構十勝農業試験場,十勝農業協同組合連合会,帯広市川西農業協同組合および音更町農業協同組合の共同研究により,既存ナガイモ系統の収量性改善を目指して育成された。「とかち太郎」は,既存ナガイモ系統である「音更選抜系統(以下,音更選抜)」の定芽部位を利用して得られた突然変異系統である。「音更選抜」に比べていも径が太く,約20%多収であるが,栽培特性,内部品質,貯蔵性等の主要形質について「音更選抜」と大きな差はみられない。
これらの特性から,「とかち太郎」は2013年に北海道の優良品種に認定された。特にその優れた収量性により,十勝のブランド品目であるナガイモのさらなる生産振興に貢献するものとして期待される。


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