農業研究本部

大豆のコンバイン収穫と汚粒防止対策

原 令幸、竹中 秀行、関口 建二、原 圭祐、玉木 哲夫

北海道立農試集報.80,45-54 (2001)

 大豆のコンバイン収穫における収穫損失の低減や汚粒発生防止対策および大豆クリーナの利用方法の検討を行った。汎用および豆用コンバインの刈り取り部損失を5%未満に留めることが出来る最下着莢位置は汎用コンバインで12cm,豆用コンバインでは10cm程度である。汚粒発生は茎水分が40%以下であれば少ない。茎水分が高い場合は刈り高さ12cm程度の高刈りを行えば収穫損失の増加が少なく,汚粒発生が低減する。乾式と湿式大豆クリーナ処理後の大豆の汚れ指数は処理前の1/2程度となるが,コンバイン収穫では汚れ指数2.0程度で収穫する必要がある。


全文(PDF)