農業研究本部

リグツ系アルストロメリアの秋切り栽培法

鈴木 亮子、筒井 佐喜雄

北海道立農試集報.80,65-68 (2001)

 一季咲き性のリグツ系アルストロメリアを府県の端境期に当たる11~12月に開花させる方法を開発した。株に高温処理を施し強制休眠させた後,低温処理により春化を促すことで生育が揃い,品質の良い切り花が得られた。高温処理期間は1カ月程度で,密閉したハウス内で株を据え置いたまま,電熱線とトンネルを用いて簡易に行うことができる。低温処理は株を掘りあげた後,5℃で2カ月程度行う。秋切り栽培に使用する株は根重30g以上のものが望ましい。7月上旬に定植することにより11月からの採花が可能であった。


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