北海道における水稲の温湯種子消毒による種子伝染性病害対策
白井 佳代、丹野 久、小倉 玲奈、五十嵐 俊成、田中 文夫
北海道立農試集報.85,29-32 (2003)
水稲種子の60℃10分間または58℃15分間の温湯浸漬処理は,種子伝染性病害であるいもち病,ばか苗病,苗立枯細菌病に対する防除効果は高かったが,褐条病に対しては効果が不安定であった。同処理による,道内水稲品種の種籾の発芽率および移植時の苗形質への大きな影響は認められなかった。本技術は水稲栽培現場での実用的な減農薬技術として,有効であると考えられた。
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