農業研究本部

乳牛の集団哺育施設および育成牛用飼槽の設計ガイドライン

高橋圭二、堂腰 顕

北海道立農試集報.89,61-64 (2005)

 哺乳期の飼養施設はカーフハッチによる個別飼養が基本とされてきたが、最近、預託牧場において自動哺乳装置の導入による集団哺育が試みられている。自動哺乳装置利用の集団哺育では哺乳期牛群施設、離乳期牛群施設とともに防疫上受入れ後1日から1週間程度収容する単飼飼養施設が必要である。哺育施設では冬期間の日射の活用および防風と保温、暑熱期の換気に十分留意する。哺育・育成牛の飼槽では、6ヶ月齢以上の育成牛の場合、飼槽壁の高さは50cmでも採食可能である。


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