農業研究本部

セル成型苗定植栽培がセイヨウカボチャ(「えびす」)の収量性,着果性および作業省力性に与える影響

杉山裕、長尾明宣、中野雅章

北海道立農試集報.90,61-64 (2006)

 育苗管理の省力化を目的に,葉茎菜類で広く利用されているセル成型苗定植栽培技術をカボチャ栽培に適用したところ,慣行のポリポット苗定植栽培と比較して育苗,定植に係る作業時間が1/3となった。セル成型苗定植栽培は,着果数が少なくなることから収量性は低下するが,開花日の揃いが良く,低節位に着果が集中した。このことから,セル成型苗定植栽培は,一斉収穫に適した栽培法であると考えられた。


全文(PDF)