農業研究本部

判別値の適用による複合形質の遺伝分析

後藤 寛治、藤盛 郁夫

北海道立農試集報.12,99-105 (1963)

 われわれが選抜にあたって想定する型の遺伝行動を分析する目的で、一連の実験を 行なった。  材料は、大豆のF3およびF4系統である。両親の特長となる形質を選び、FISHER (1936)の方法によって判別係数を求め、えられた判別式を系統に適用して、系統の判別値を算出した。  ここでは、判別値の遺伝力、および判別値に対する選抜が次代の量的または質的形 質に及ぼした影響についてのべる。


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