農業研究本部

乳用子牛の早期離乳法確立に関する研究
第2報 子牛の発育に及ぼす乾草の刈取時期および濃厚飼科給与量の影響

西埜 進、和泉 康史、小林 道臣、大橋 尚夫、曽根 章夫、塚本 達

北海道立農試集報.15,131-137 (1967)

 全乳・カーフミール法による子牛の発育におよぼす乾草の刈取時期と濃厚飼料(カ ーフミール、配合飼料)給与量との関係について検討した。  その結果、早刈乾草を給与した子牛の濃厚飼料消費量が遅刈乾草の子牛の約1/2 であるが、乾草消費量は逆に約1.3倍であった。34週令における体重はいずれも正常発育値(下限)を1割程度下回った。体重、胸囲の増加は遅刈乾草を給与した子牛がわずかに多いが、その飼料経済性は早刈乾草による子牛の方が明らかに有利なことが認 められた。


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