農業研究本部

とうもろこしの苦土欠乏症状と栽培育種上の問題について
1.苦土欠乏症状の品種間差異と苦土施用の生育収量への影響

仲野 博之、櫛引 英男

北海道立農試集報.15,15-21 (1967)

 苦土施用と無施用区を設けて、葉身の苦土欠乏症状について検討した結果、症状葉数にらかな品種間差が認められた。また、苦土欠乏症状葉の現われやすい品種でも苦土施用によってその症状葉数は明らかにおさえられた。  一方、苦土施用によってとうもろこしの生育は質量共に明らかにまさり、健全な生育を示して増収した。しかし、欠乏症状と子実収量の間には一定の傾向はみられなか った。


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