農業研究本部

駒ケ岳火山灰地における畑地かんがいに関する土壌肥料的研究
第2報 かんがい栽培の施肥法と土壌理化学性の変化について

南 松雄、沢口 正利

北海道立農試集報.16,10-20 (1967)

 駒ケ岳火山灰地において、畑地かんがいが粗粒火山性土壌の理化学性におよぼす影 響ならびにかんがい栽培と施肥法との関係について検討した結果、かんがいにより土壌中の燐酸が有効化される利点はあるが有機物の消耗と塩基類の溶脱が大きく、かん がい栽培時の施肥法としては増施した方が良く、特に窒素に重点を置くぺきである。  また、栽培法としては疎植より密植の方がやや良好である。


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