農業研究本部

北見地方の麦類に対する窒素施用量増加に伴う反応
第1報 秋播小麦

長谷部 俊雄

北海道立農試集報.17,100-111 (1968)

 北見地方における畑作農業は、主として洪積台地で営まれていることから、北見農 業試験場の訓子府町移転を機会に行なわれた主要畑作物の窒素反応に関する試験成績 は、関連地域における施肥基準設定上参考になる点が多いと考える。  第1報では形態を異にする秋播小麦2品種を用い窒素用量と生育、収量、養分吸収 との関係が調査され、窒素施用量の増加に伴う収量構成要素と決定要素の変化が両品 種で異なり、窒素の施用適量もそれぞれ異なることを認めた。


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