微量要素の分布に関する研究
第1報　胆振地方における畑作物と土壌のマンガン，鉄，銅，亜鉛およびモリブデン含量の差異

水野　直治、平井　義孝

北海道立農試集報．18，86-97 (1968)

　近年農作物に対する微量要素肥料の問題が盛んにとりあげられるようになった。しかし、多くの場合は現在の農耕地がどの程度の含量があるのか、またはどの程度から欠乏や過剰の状態に入るのか不明である。 　本報告では、胆振地方の作物体と土壌50点につき、微量要素の主体をなす、マンガン、鉄、銅、亜鉛およびモリブデンの分析定量により得られた結果を述べ、若干の考察を加えた。

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