農業研究本部

大豆萎縮状異常生育(仮称)に関する研究
大豆萎縮状異常生育(仮称)の発現とその原因の解明

諏訪 隆之、千葉 一美

北海道立農試集報.19,47-58 (1969)

 大豆萎縮状異常生育の発現の原因を解明するために2、3の実験を行なった。異常生育発現の原因は、供試種子ではなく外部環境にあること、発生地域は北海道内に限 られていることが明らかにされた。  異常生育発生頻度は、粒状有機燐剤(土壌施用アブラムシ防除英剤)によって著しく軽減されることが確認された。さらに大豆をアブラムシから隔離して栽培すれば、異常生育の発生および伝播が起こらないこと、接木により本症状を人工的に誘発することが可能であることが判明した。


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