土壌の交換酸度
•交換酸度は、pHによって変化し、pH7付近でほぼゼロ、pHが下がるにつれて増加する。
•pH5付近における交換酸度の大きさは、 洪積土>沖積土≒泥炭土>火山性土
•火山性土について地域別の交換酸度を比較すると、後志>網走≒十勝、の順となり発病の激しい地帯と交換酸度の小さい地帯はある程度一致する。
●交換酸度
土壌に塩化カリウムを加えて抽出した酸性物質(主に交換性アルミニウム)の量。
別名y1 (わいわん)とも呼ぶ。
作物の酸性障害の指標となるほか、交換酸度が大きい土壌ではジャガイモそうか病の発病が抑止される。
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堆積様式別にみたpHと交換酸度の関係(畑・草地) |
北海道の農耕地における作土の交換酸度の分布
(地力保全基本調査データより) |