利用にあたって3
3.用語の説明
本書には発生部位、症状および被害状況を表す専門用語が登場しますが、参考までに主
な用語の説明をしておきます。
1)葉の各部位(図1)
葉身:葉の主要部で、普通、扁平に広がり、葉肉と葉脈とから成るもの。
葉柄:葉身と株元の間をつなぐ柄。
葉脈:葉面に分布する細く枝分かれして見えるすじ。
葉脈間:葉脈と葉脈の間。
葉縁:葉身のふち(周縁)の部分。
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図1 各部位の名称図
2)現れる症状
黄化症状(=クロロシス):葉の緑色が退色して、黄化する症状。
壊死斑(=ネクロシス):細胞が死んで、茶褐色に変色した斑。
3)写真脚注の略記例
例えば、品種「エッチエス-138」を用い、水耕装置へ移植後10週目で窒素(N)欠如開
始後5週目に撮影したものは(10週目 −N5週目 エッチエス-138)のように略記する。