農業研究本部

4 小果樹類の特性と栽培技術

8 主な病害虫

(1) 病害

 灰色かび病、枝枯れ症状、うどんこ病、菌核病、さび病の5種類が確認されている。このうち、灰色かび病、枝枯れ症状の被害が大きい。

(2) 害虫

 鱗翅目30種、鞘翅目5種、半翅目6種、直翅目2種、ダニ目2種の発生が確認されている。このうち、重要害虫は、ニンジンアブラムシ、カタカイガラムシの1種、ナガチャコガネ、ハマキムシ類、ケムシ類、ナミハダニである。

9 加工利用

 果実成分としてはビタミンC(35~70mg/100g)、カルシウム(30mg/l00g)が多いのが特徴で、この他に酸味、色素なども豊富である。
加工製品としては、ジャム、果汁飲料、シロップ、果実酒、菓子類、塩漬け、砂糖漬けなどがある。

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