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道南農業試験場

平成12年度研究課題一覧

*更新 2000.7.3

実施課題一覧

地域緊急課題

  1. 「だいこん表皮変色の発生原因解明と対策」 [平11~12年]
  2. 「いちご夏秋どり栽培における高温障害対策」 [平12年]

稲作

  1. 晩生耐病性品種育成 [明治44年~継続]
  2. 極良食味品種の早期開発 [平6~12年]
  3. 直播用良食味品種の緊急開発 [平11~16年]
  4. 水稲優良品種開発施設試験栽培[平10~12年]
  5. 水稲系統適応性検定試験 [平7年~継続]
  6. 稲民間育成品種の評価 [平11年~継続]
  7. 新優良品種普及促進事業(水稲予備増殖) [昭42年~継続]
  8. 水稲奨励品種決定(基本調査、現地調査 [昭29年~継続]
  9. 新農業資材の実用化試験(水田除草剤及び生育調節剤) [昭34年~継続]

畑作

  1. 大豆系統適応性検定試験 [昭32年~継続]
  2. 大豆奨励品種決定現地調査 [昭29年~継続]
  3. 小豆奨励品種決定調査 [昭46年~継続]
  4. とうもろこし奨励品種決定調査(現地調査) [昭53年~継続]
  5. 飼料作物品種比較試験(サイレ-ジ用とうもろこし外国導入) [昭55年~継続]
  6. ばれいしょ奨励品種決定現地調査 [昭50年~継続]
  7. ばれいしょ輸入品種等選定試験 [平2年~継続]
  8. イモグサレセンチュウによるジャガイモの被害防止対策 [平10~12年]

園芸

  1. 作期拡大に対応したイチゴ新品種の開発 [平10~19年]
  2. いちご品種比較試験 [平11~12年]
  3. いちごの高設栽培技術の確立 [平11~15年]
  4. 新作型によるにらの高品質栽培技術の確立 [平12~16年]
  5. 地域の振興方針に対応した野菜の品種特性調査 [平9~12年]
  6. 道南地方における春秋期の温暖な気候を利用した花きの新作型開発 [平9~12年]
  7. 駒ヶ岳火山灰地帯における園芸作物の導入と地域適応新作型による営農システムの構築 [平9~13年]
  8. 周年利用型ハウスにおけるゼロ・エミッション実現のための土壌診断法の策定 [平10~14年]
  9. 周年利用型ハウスにおける施用有機物の養分評価と施用基準設定 [平10~14年]
  10. 環境負荷軽減をめざした園芸作物の高度肥料利用技術の確立 [平10~12年]
  11. 水産加工残さ乾燥粉砕物の植物に対する施用効果 [平10~12年]
  12. ニンジン乾腐病の発生生態解明と総合防除法の開発試験 [平10~12年]
  13. 土壌還元消毒法による施設野菜病害の防除 [平12~14年]
  14. 園芸作物用資材の実用化試験 [昭39~継続]
  15. 新農業資材の実用化試験(殺虫・殺菌剤) [45年~継続]

共通

  1. 化学的防除による生産性向上実証試験 [平11~15年]
  2. 薬剤耐性病害虫発現防止対策試験 [平11~15年]
  3. 突発病害虫及び生理障害診断 [昭50年~継続]
  4. モニタリング調査 [平10年~継続]
  5. 地力増進対策指針の策定 [昭60~継続]
  6. 草地開発基本調査 [平10~14年]
  7. 土地改良計画地区土壌調査 [昭40年~継続]
  8. 畑地かんがいモデル事業[渡島中央地区] [平9~12年]

新たに取り組む研究課題

新作型によるにらの高品質栽培技術の開発 (平成12~16年、園芸環境科)
~栄養生理からみた高品質栽培~
 にらの安定生産にらは多年生作物で、定植すると3~4年収穫することができますが、使用年数が長くなると葉幅が狭くなるなど品質が劣り、収量も減少します。
 北海道では栽培面積が少なく、全国的にも試験例が少ないため、養分吸収特性や、北海道の作型に適した栽培方法については、不明な点が多くの残されています。
 この試験では、品種や目標収量に見合った適正な栽植様式や施肥管理について検討し、高品質なにらを持続的に生産するため、にらの生理・生態的特性に合致した総合的な栽培技術を確立します。
土壌還元消毒法による施設野菜病害の防除 (平成12~14年、病虫科)
~適用病害の拡大と処理法の改良~
 還元消毒は、ネギ根腐萎凋病の防除法として高い効果が認められました。しかし、ねぎ以外の作物の土壌病害への利用は検討されておらず、作物や病原菌の違いによっては消毒効果の劣る場合も考えられるため、どのような病害に効果があるか明らかにする必要があります。
 また、本法をさらに使いやすく、効果の高いものにするため、処理の簡便化、深い土壌まで消毒を可能にする技術を確立します。
 更に土壌消毒効果の持続性を検討するための基礎デ-タとして、処理後の土壌微生物の多様性の変化、還元化による病原菌死滅の作用機作を明らかにする予定です。

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