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道南農業試験場

平成15年度研究課題一覧

*更新 2003.6.6

実施課題一覧

新たに取り組む課題

  1. 水産系廃棄物のリスク評価とリスク軽減策の開発 (平15~19年)
  2. 施設栽培における漁業系有機性資源の有効利用と施用基準設定 (平15~19年)
  3. ヒトデ混和たい肥の野菜畑に対する施用効果 (平15~16年)
  4. いちごの疫病の総合防除対策 (平15~17年)
  5. アカヒゲホソミドリカスミカメの性フェロモントラップの実用化 (平15~17年)
  6. 養液土耕法によるカーネーション栽培技術導入に関する産地支援 (平15~17年)
  7. 煮豆用極大粒大豆品種・系統の育成及び高品位収穫技術の確立 [平15~17年]

作物科(稲作・畑作)

  1. 高品位米品種の開発促進 [平13~19年]
  2. 世代促進温室利用による水稲優良品種早期開発 [平13~19年]
  3. 直播用良食味品種の緊急開発(道央・道南向け直播品種の開発) [平11~16年]
  4. 水稲系統適応性検定試験 [平7年~継続]
  5. 水稲奨励品種決定基本調査 [昭29年~継続]
  6. 水稲奨励品種決定現地調査 [昭29年~継続]
  7. 新優良品種普及促進事業(水稲予備増殖) [昭42年~継続]
  8. 新農業資材の実用化試験(水田除草剤) [昭34年~継続]
  9. 煮豆用極大粒大豆品種・系統の育成及び高品位収穫技術の確立 [平15~17年]
  10. 大豆奨励品種決定基本調査 [平13年~継続]
  11. 大豆奨励品種決定現地調査 [昭29年~継続]
  12. 小豆育成系統地域適応性検定試験 [平13年~継続]
  13. 小豆奨励品種決定調査 [昭46年~継続]
  14. ばれいしょ奨励品種決定現地調査 [昭50年~継続]
  15. ばれいしょ輸入品種等選定試験 [平2年~継続]
  16. とうもろこし奨励品種決定調査(現地調査) [昭53年~継続]
  17. とうもろこし(サイレ-ジ用)品種比較試験(現地調査) [昭55年~継続]

園芸環境科(やさい、花き、土壌環境)

  1. イチゴ新品種育成試験(作期拡大に対応したイチゴ新品種の開発) [平10~19年]
  2. イチゴ地域適応性検定試験 [平14~19年]
  3. イチゴの高設・長期どり栽培システムの実用化 [平13~15年]
  4. 四季成り性いちご「エッチエス138」を用いた高設・夏秋どり栽培法の確立 [平13~15年]
  5. いちごの疫病の総合防除対策 (平15~17年)
  6. ながねぎF品種選定試験 [平14~15年]
  7. 新作型によるにらの高品質栽培技術の確立 [平12~16年]
  8. 寒地ハウスにおける花き・野菜の栄養診断に基づく養液土耕栽培の確立 [平13~15年]
  9. だいこんの根部加害性害虫 [平13~15年]
  10. 水産・林産有機性資源を利用した農業用資材の開発 (平14~15年]
  11. 施設栽培における漁業系有機性資源の有効利用と施用基準設定 (平15~19年)
  12. 水産系廃棄物のリスク評価とリスク軽減策の開発 (平15~19年)
  13. ヒトデ混和たい肥の野菜畑に対する施用効果 (平15~16年)
  14. 雨よけほうれんそうに対する発酵肥料「新ぼかしみらい」の施用効果 (平14~15年)
  15. 雨よけほうれんそうに対する有機肥料「テラボーノ」の施用効果 (平15~16年)
  16. 土壌機能実態モニタリング調査 [平11年~継続]
  17. 土地改良計画地区土壌調査 (昭40年~ )
  18. 地力増進地域に対する対策調査 (昭60年~ )

病虫科(病虫)3

  1. いちごの疫病の総合防除対策 (平15~17年)
  2. アカヒゲホソミドリカスミカメの性フェロモントラップの実用化 (平15~17年)
  3. 化学的防除による生産性向上実証試験 [平11~15年]
  4. 新農業資材の実用化試験(殺虫・殺菌剤) [45年~継続]
  5. 病害虫発生予察調査 (昭19年~継続)
  6. 突発病害虫及び生理障害診断 [昭50年~継続]

技術体系化チーム

  1. イチゴ高設栽培の技術実証による産地支援 (平13~15)
  2. 養液土耕法によるカーネーション栽培技術導入に関する産地支援 (平15~17年)

新たに取り組む課題の概要

有機性廃棄物利用に伴うカドミウム負荷のリスク評価とその軽減対策技術の確立
①水産系廃棄物のリスク評価とリスク軽減策の開発 (平成15~19年、園芸環境科)
 野菜作における水産系廃棄物資材の利用に伴うカドミウム負荷リスクを評価し、その軽減策を明らかにする。
施設栽培における漁業系有機性資源の有効利用と施用基準設定 (平成15~19年、園芸環境科)
 施設栽培において魚類に由来する有機性資源を用いた肥料およびたい肥の養分特性を活かした施用方法を策定し、土壌養分バランスを良好に保ち、将来に亘って健全な土壌で栽培を継続するための適正な有機物施用基準を設定する。
漁業系廃棄物リサイクル推進事業
ヒトデ混和たい肥の野菜畑に対する施用効果 (平成15~16年度、園芸環境科)
 大量に発生するヒトデの有効活用の方策として、ヒトデを家畜糞尿と混ぜてたい肥化する方法を確立するとともに、漁業者の処理費用の負担の軽減に資する。そのために、たい肥としての性能の実証に取り組む。
いちごの疫病に対する総合防除対策 (平成15年~17年、病虫科)
 いちごの疫病、根腐病の防除対策として、疫病根腐病に効果的な土壌の消毒法、耕種的および化学的手法による発病軽減策、抵抗性品種を明らかにするための検定技術の開発を行い、あらゆるいちご生産者のニーズに対応できるような総合的な防除対策を確立する。
 また、疫病は土壌伝染するとともに空気伝染の性格も併せ持つため、土壌の消毒に加え、いちごの栽培課程における防除時期を明らかにし、最小限の防除で最大の効果を得られる防除技術を確立する。
アカヒゲホソミドリカスミカメの性フェロモントラップの実用化 (平成15~17年、病虫科)
 北海道におけるイネ科作物の重要害虫であるアカヒゲホソミドリカスミカメについて、近距離誘引物質、トラップ形状、製剤、実用性などを検討し、性フェロモントラップを実用化し、誰でも簡易に高精度に調査ができる新しいモニタリング手法を確立する。
養液土耕法によるカーネーション栽培技術導入に関する産地支援(平成15~17年、技術体系化チーム)
カーネーションの養液土耕栽培について、北海道の作型に対する適合性を検討するとともに、施肥やかん水作業の合理化、省力化について検証する。また、装置導入に伴う経済性及び環境負荷の軽減について評価する。
煮豆用極大粒大豆品種・系統の育成及び高品位収穫技術の確立 (平15~17、作物科)
 道南地域は「鶴の子」「光黒」銘柄大豆の、国内でも指折りの産地です。しかし、ダイズシストセンチュウの加害や種皮が裂ける障害を受けやすく、現在の主力品種ではその被害から逃れることが出来ません。そのために、品種改良による解決が熱望されています。この品種改良は中央農試が担当してきましたが、道南地域の環境に適した品種の開発は困難でした。道南地域に適した品種を開発するには、道南地域で選抜を図るのがいちばんです。昨年(平成14年)から、道南農試がその部分を分担しています。

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