場長室より(風景とひとこと)
道総研上川農業試験場のサイトにお越しいただき、誠にありがとうございます。
このページ「場長室」では、上川農業試験場の近況や作業風景、催しもののお知らせ、お知らせすることがないときは場長のたわいないひとりごとを記載いたします。お目汚しの写真とつたない文章ではありますが、もしお時間が許しましたら、ときどきこのページにもお付き合いいただけますと幸いです。
2026.1.8 あけましておめでとうございます
元日から曇天がつづき、初日の出だけでなく太陽の姿をなかなか拝めなかった年明けでしたが、仕事始めを迎えた翌日(1/6)には快晴となりました。これはなにか良いことがある前兆なのではないかと自分勝手に解釈しております。

冬の快晴ということは、気温がしっかり下がったということでもあります。
こんな日は雪がチカチカ、いやキラキラして見えます。近づいてみると、気温が低いため雪の結晶が溶けずに形を保っており、結晶それぞれが異なる角度で日光を反射している様子が観察できました。

雪の結晶といえば、北大旧理学部前に記念碑がある中谷宇吉郎先生の功績を連想します。中谷先生が雪の研究に取り組んだ経緯について、写真で知った雪の結晶の美しさに感動した経験があったこと、大学では予算がなくても実施できる実験として雪の結晶の観察に取り組んだなどのエピソードを、Geminiが教えてくれました(ご本人の著書(『雪』岩波文庫)にも書いてあったと思いますが引っ越しの過程で本が見当たらず、正確ではないところがありましたらご容赦ください)。

恐縮ながら雪の研究契機を私なりに解釈すると、純粋な感動と限られた環境での創意工夫、ワクワクと「まずはやってみよう」、そんな言い方ができるでしょうか。
そんなことを考えながら、庁舎前の雪を眺めていたら、すっかり耳が冷たくなりました。晴れていても冬は油断なりません。

さて、今月下旬には、道が推奨すべき新たな品種や農業技術の候補を検討する成績会議(北海道農業試験会議)が控えています。事前検討用の資料に目を通しておりますが、期待できる新品種候補や技術がいくつもありそうで、私自身ワクワクしているところです。
この会議に向けて各担当者はこの時期、普段とは違う緊張感をもちながら、関係者との協議や、提案内容の執筆、資料の修正を重ねるなど、提案する技術が生産現場で安心して役立ててもらえることを第一にして取り組んでいます。そんな姿にときおり目頭が熱くなりますが(やはり年でしょうか)、担当者の皆さんにはどうか会議終了までもうひと踏ん張りよろしくお願いいたします。

昨年中は、当場の試験研究業務へのご理解、ひとかたならぬご支援、ご協力を賜り、誠にありがとうございました。
農業を取り巻く状況はおおきく変化しており、農業技術についても多収・高品質・安定生産といった従来目標だけでなく、気候変動や労働力不足など新たな課題が差し迫っています。農業試験場が担う役割は今後も重要であることを感じております。
なにより、地域のみなさまとの連携の中にこそ試験場の存在意義があることを強く念頭に置きながら、農業技術の開発に努めてまいります。
本年もどうぞ、よろしくお願いいたします。

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