場長室過去記事:20250709公開デーでお待ちしています
2025.7.9 公開デーでお待ちしています
公開デーの開催まで、ひと月を足らずとなりました(ご案内ページ)。
この場を借りて、上記「公開デー」ページでは書きにくいことを、少し吐露いたします。
H27まで、公開デーを「農と食の祭典」と称して開催しておりました。一時は1,000名を大きく超えるご来場を頂いておりましたが、混雑でご迷惑をおかけすることも多々あるなど、当時から少々われわれの許容を超えていたとの反省がありました。
その後、コロナにより数年間の中断があり、1昨年(R5)より再開してきたところです。
再開後も試行錯誤しながら、私ども試験研究の現場を知っていただける大事な機会としつつ、内容をやや縮小した形で開催しております。縮小は、職員数が以前より減っていることも理由です。
言い訳めいた言葉となり恐縮です。それでも、われわれ職員ができることを精一杯やろう、私たち自身が普段の寡黙な試験研究を少し離れて楽しもうと、そういう気持ちでおります。
1日限り、しかも短い時間(10~13時)での開催としておりますが、もしお時間の都合がよろしければ、ぜひお越しください。少々人見知りな職員が、精一杯お迎えいたします。
当場職員による催しものとしては、場内見学(バスに乗って圃場見学、徒歩で施設案内)、展示(お米の歴史と品種、研究成果)、体験イベント(精米、小麦粉粘土、苗あてクイズ)、農園相談などを、準備しております。別ページにもう少し詳しい情報がありますので、あわせてご覧ください。
また、なにより近隣の町やJA、関係事業所の方々に多大なご協力を頂いているおかげで、私どもの身の丈を少し超えたイベントにできていると思います。
これがなによりありがたいです。 心より感謝申し上げます。
ご出展いただく機関を、紹介いたします。
○町・JA等による特産品販売
比布町&JAぴっぷ町(世界一大雪山がきれいに見える町)、当麻町&JA当麻(全部ある)、愛別町(愛が別格のまち)、上川町(神々が遊ぶ庭)から、特産品を販売いただくこととなりました(括弧内は私の好きな各町のキャッチフレーズです)。また、昨年もご協力いただいた(株)アグリターン(美瑛町)からも出展いただきます。ありがとうございます!
特産品は毎年、よいもの、面白いものを並べていただいています。地酒、いちごアイス、お米と関連商品、きのこ、新鮮野菜などなど、とても楽しみです。
お米と田んぼを支える農業者組織です。すごいんですよ田んぼって、小一時間ぐらい語りたいくらい。そのすごい田んぼに広くくまなく水を入れられるのは、土地改良区があってこそです(上川農試もたいへんお世話になっています)。水田地帯のグーグルマップを拡大すると、名前のない水路がそこかしこにあります、つまりはそういうことです、すごいんです。そいうことを詳しく教えてくれる展示だけでなく、景品付きの簡単なゲーム(輪投げ!)もご用意いただいています。ご注目ください!
○林産試験場(北海道立総合研究機構森林研究本部林産試験場)
ウッドマグネットを作るワークショップをご準備いただいています。農業で「りんさん」といえば「リン酸(P2O5)」を思い浮かべますが、こちらは「林産」です。北海道の林業や木材から派生する産業として、木材加工やきのこに関する技術開発を行っています。木のおもちゃや家財って、落ち着きますよね。
上川農試と同じ「道総研」のいち機関で、所在地は旭川市西神楽です。同じ「道総研」ですが、普段の交流は多くないため、この機会にお会いできるのは私どもも楽しみにしています。ちなみに、きのこの研究を行う「主査(きのこ)」という役職の方がいらっしゃいますが、「主査(たけのこ)」はいないそうです。
来てみて良かった、と言っていただけるよう、準備を進めております。
ご都合がよろしければ、どうぞお気軽にお越しください。
