水産研究本部

ア行

ア行

浮子(あば)

主に網漁具に使う浮きの呼称、これを取り付ける網地の縁辺部、網端(あば)が転じてその読みとなった。 

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刺し網

網さやめ(あみさやめ)

刺網等を投網するためにかご等に収容する作業。
操業後、漁獲物を外した網を浮子側、沈子側にそろえ絡まないように整える事をいう。

網たき(あみたき)

さやめた刺し網(縄)などを船に積み込んで、次回の投網準備のため所定の位置に納める事をいう。 

網丈(網立ち)/あみたけ(あみたち)

 網漁具の深さ方向の長さ、一般的に仕立て上がりの長さを指す。

アラミン糸(あらみんし)

ポリアミド系ナイロン繊維を原料とした糸の商標名(東レ)という。 

縮結(いせ・しゅっけつ)

網地を広げるために網地の長さ(引き延ばして網目が広がらないようにした長さ)を縁綱などの取り付け部分の長さに縮める割合(網目を正方形にするためには、通常内縮結3割にする)。
内縮結は元の網地の長さに対してある割合の縮結を入れることをいう。例えば、1メートルの網に3割の縮結を入れると完成した網は70センチメートルの長さになる。よせ・いさり・うたせ・かきこみ、と呼ぶ地方もある。  

岩糸(いわいと)

ハイゼックス(P.P)とクレモナの混撚ロープ(柔打ち)で、岩などのスレに強い。  

右舷・左舷(うげん・さげん)

 船尾から、船首に向かって船の右・左側(船内)またはそちらの方向をさす。右舷側に旋回することを”面舵(おもかじ)”、左舷側への旋回は”取り舵(とりかじ)”という。
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    • 右舷・左舷(うげん・さげん)
漁船

枝縄(えだなわ)

はえ縄漁具において幹縄(親縄)に一端を結び、釣針を先端に付ける細い糸またはテグスのことで「ヤメ」ともいう。 また、たこ箱、えび籠、つぶ籠などの幹綱から用具までのロープ(テンボウ)をいう。 
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はえ縄

沖陸(おきおか)

 刺し網等のような直線状の漁具を海岸線と垂直になるように設置する方法の呼称。

 

おもて(船首)

 船(特に小型船)の船首、船の前の方を言う。