水産研究本部へ

中央水産試験場

キタムラサキウニの波浪による深浅移動

キタムラサキウニの波浪による深浅移動

キタムラサキウニが,波浪が大きくなるに従い,どのように移動するのか,この水槽を用いて実験しました.

波高H0は,0.8,1.7,4.0,5.6センチメートルと24時間間隔で大きくしました.周期Tは,5.0秒で一定です.また,水温は10度,海底勾配は1/20です.

キタムラサキウニは,殻径4~5センチメートルのものを200個体用いて実験を行いました.

図の○は,底面での波浪流速を示しています.また,棒グラフは,キタムラサキウニの分布を示しています.図の横軸は,汀線からの距離をあらわしています.

波浪が大きくなり,底面流速が大きくなるに従って,流速の小さい深みに移動することがわかります.
    • 実験グラフ

お問い合わせ先

資源増殖部 水産工学グループ

  • 住所:〒046-8555 北海道余市郡余市町浜中町238番地
  • 電話番号: 0135-22-2567
  • ファックス番号:0135-23-3141