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中央水産試験場

水産工学とは

水産工学とは?

  現在、北海道ではホタテガイやエゾバフンウニの種苗、ヒラメの稚魚などを海中に放流し、 大きくなってから漁獲する、いわゆる栽培漁業を進めています。 これらを放流する場所が、対象とする生物にとって好適な環境(例えば、波の高さ、流れの速さ、水温、餌の条件など)でなければ、 生物は流失したり死んでしまい、せっかくの放流が無駄になってしまいます。
  水産工学の分野では、生物の棲みやすい環境条件を探し出して放流する適地を決めること、 また、良い条件がなければ工学的な手法を用いて新たにつくりだすことが研究テーマとなっています。 このような条件を実際の海で直接観察したり測定したりもできますが、自然の中であるゆえ困難な場合が多いです。
  水産工学グループは、海の中と同じように波を起こす水槽、流れを起こす水槽を備えており、その中に直接生物を入れて生物の棲みやすい条件を調べています。また、このような条件を人工的につくりだすための構造物の実験も行っています。
    • イメージ図
      漁場造成のイメージ

お問い合わせ先

資源増殖部 水産工学グループ

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