マダラ(太平洋海域)生態
分布・回遊
我が国周辺海域では北ほど分布密度が高い。南限は茨城県沖合で、産卵場への回帰性が強く、恵山沖から釧路沖まで回遊することが明らかになっている。
また、襟裳岬以東と襟裳岬以西の魚群が異なる系群に属することも考えられ、少なくとも2つの系群の分布が想定される。
また、襟裳岬以東と襟裳岬以西の魚群が異なる系群に属することも考えられ、少なくとも2つの系群の分布が想定される。
産卵期・産卵場等
- 産卵期:12月~3月上旬
- 産卵場:海底が硬い泥質や砂場に形成(陸奥湾・函館湾)
- 産卵生態:メスが海底近くで弱い粘着性の沈性卵を一回に(200~500万粒)放卵し、続いてオスが放精
主な漁業と漁期
- 沖合底びき網:恵山、浦河、広尾、釧路沖
- 定置網、延縄:渡島
- 刺し網:胆振~釧路
各漁業で周年獲られる。
お問い合わせ先
調査研究部 管理増殖グループ
- 住所:〒040-0051 北海道函館市弁天町20番5号 函館市国際水産・海洋総合研究センター内
- 電話番号: 0138-83-2893