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林産試験場

第44回全国育樹祭 皇族御使用の御机の製作


制作の経緯

 令和3年10月10日に開催された第44回全国育樹祭の式典において、秋篠宮皇嗣同妃両殿下が御着席される御机について、北海道実行委員会の依頼により、北の森づくり専門学院の学生が当麻町の道有林で伐採したトドマツを活用して、デザイン及び製作を林産試験場が行いました。
 机の規格:幅1,200×高さ700×奥行700mm(2台)
 ハンドバック置台の規格:幅200×高さ300×奥行300mm(2台)


デザインコンセプト

 御机の正面デザインは、北海道の大地に植林されたトドマツがたくましく林立している姿をイメージしたものとしました。
 御机の各部材には、各種北海道産木材のそれぞれの特性を活かせるように使用しました。
 1番目立つ幕板は、綺麗な白木の材色を活かしてトドマツとし、硬さが求められる天板には、北海道の代表的な広葉樹であるシラカンバ材を用いました。
 強度が要求される脚には、林産試験場が開発した割れにくいカラマツ材「コアドライ」を用いました。



制作体制

 デザイン・全体製作 :企業支援部研究調整G 大西主任主査、住吉主任、岡安主任
 トドマツ製材・乾燥 :技術部生産技術G 土橋主査/企業支援部研究調整G 小川専門主任、加藤技師、中川主任
 シラカンバ天版製作 :樹凛工房

※ この御机は、令和3年12⽉以降、林産試験場に隣接する北海道⽴北の森づくり専門学院の1階エントランスホールに展⽰する予定です。